◆パネルディスカッション/ 兵庫県立淡路景観園芸学校 14:30〜16:00 |
「癒しのユニバーサルデザインー緑の視点から」 |
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見学の後、淡路景観学校の視聴覚室にて、摂南大学教授 田中直人氏をコーディネーターに、兵庫県立大学
自然・環境科学研究所の美濃伸之氏、杉原式穂氏によるパネルディスカッションを行いました。
はじめに、美濃伸之氏と杉原式穂氏が取り組んでおられる研究を紹介をしていただき、話題提供をいただきました。
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〈パネルディスカッションの様子
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研究紹介 ”公園バリアフリー情報に関する取り組み” 美濃伸之氏
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公園バリアフリー情報に関する取り組みの調査から、現状と課題をお話いただきました。日本では提供情報の内容がスロープの有無などのハード面に偏りがちで、“何がそこで楽しめるのか”といった情報が不足していることや、”整備がある”ものの情報ばかりであり、より大切な”この整備はない”という情報が欠如している等のご指摘をいただきました。 |
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研究紹介 ”癒しのユニバーサルデザインを考える 園芸療法” 杉原式穂氏
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園芸療法とは特別な植物を使うわけでなく、園芸作業自体にある多くの効果を意図的に利用するものであることなど、解説いただきました。1時間程度の除草などは、早足で20分くらい歩くのと同じ効果があるそうです。園芸療法の効果について、高齢者に対して実施された調査結果をもとに、音楽療法や陶芸の場合との比較も含めてご紹介いただきました。 |
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〈パネルディスカッションの様子
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最後に、参加者も含めて園芸療法やユニバーサルデザインの今後についてディスカッションを行いました。
現状のバリアフリー情報の偏りをなくし、ソフト面を充実するためには、違う視点の人とのコミュニケーションが不可欠であり、協同作業が必要であるということや、日本はなんでも金太郎飴のように同じものを造ってしまうが、地域に応じたものを造る姿勢が必要ではないか、など様々な議論がなされました。議論の時間がやや足りなかったため・・少し残念でしたが、今後、また議論を深めていければと思います。
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文責:室崎千重(兵庫県立福祉のまちづくり工学研究所) |