モビリティ 交通機関などを使っての移動

概要

近年は自動車社会の進展により、人々の移動範囲が拡大してきています。また、外出を促進することは福祉的な面からも健康維持に役立つと考えられています。しかしながら、自動車を利用しづらい、歩道や交通機関の移動が困難というように交通弱者と呼ばれる方の問題についても考えていく必要があります。

公共交通機関の整備

病院に直結したバス停留所
病院に直結したバス停留所

歩行空間調査からみたバス停の整理と評価、乗降客数や周辺施設の状況との整合性からみたバス路線の評価など、より利用しやすいバスのあり方について提案しています。
また、住民主体の地域公共交通導入の検討や、交通弱者として捉えられる高齢者・障害者の食料品購入、医療受診行動との関係にも着目しています。

路面サイン

路面を活用した歩行者誘導サインの検討
路面を活用した歩行者誘導サインの検討

移動環境を整備する上で、分かりやすく誘導しやすいサイン環境は重要な施策のひとつです。通常天井から吊り下げられたり壁に貼ってある案内サインを、路面に敷設することで、下方を見ながら歩くことも多い高齢者や視覚障害者にとっても発見、判読が容易になることが期待されます。

音響式信号機

指向性スピーカーを用いた横断施設実験
指向性スピーカーを用いた横断施設実験

音響式信号機は、視覚障害者に横断歩道を渡るタイミングと対岸の位置を音の種類と音源の位置で知らせるものです。この信号機に、パラメトリックスピーカという非常に指向性の高いスピーカを用いることで、周辺への騒音を減らしながら対岸への誘導性能の向上を図る研究を行っています。

横断歩道等における歩車道境界部の段差構造

研究所で開発した歩車道境界
研究所で開発した歩車道境界

車椅子使用者にとって通りやすくすると共に、視覚障害者に対しても識別しやすい縁石ブロックの構造を検討し、兵庫県内の県道で採用されています。

関連研究(終了したものを含む)

平成23年度

高齢者や障害者に配慮した公共交通機関に関する調査研究
−車いす利用者のバス乗降とバス停機能のあり方に関する研究−

高齢者・障害者の地域居住支援に向けた地域公共交通に関する調査研究
−高齢者・障害者のモビリティデータからみた評価の提案−

平成22年度

ロービジョン者の移動および生活支援に関する研究
−ロービジョン者の歩行の分析−

平成12年度

人にやさしい道路環境に関する研究
横断歩道等における歩車道境界部の段差構造に関する調査研究

★交通関係、ロービジョン者関係は継続的な研究であり題目に使用している文言も似通っているため、最新のもののみ載せています