ごあいさつ

世界と戦える研究所を目指して

2014年4月1日をもって所長を拝命しました。研究所をさらに一層発展させるために必要なことを私なりに考えてみました。まず研究所の戦力(研究能力)を冷静に分析し、到達できる目標を掲げて確実に遂行することではないかと思います。次に、強みは何かと考え、それに気づき、それを生かすことです。研究所は中央病院に隣接しているという大きな利点があります。現場の二一ドの把握による企画・研究開発、さらに開発された製品の臨床応用とフィードバックが得られやすい環境にあることが強みです。このことは、机上の空論ではなく、医療・福祉介護現場に本当に必要なものを提供できる基盤を持っていることに他なりません。第3に、積極的に他の研究機関や大学、企業と連携し、共同研究開発を推進することが肝要です。幸いにも、現在ミュンヘン工科大学に代表される多くの機関と連携がなされています。最後に、最も重要なことは、研究員個々人が世界の研究者と勝負するのだ、という意気込みと闘争心を持つことです。井の中の蛙にならぬよう、国際的な視野の中に己を置き、常に向上する姿勢を持つことが重要であると思います。「言うは易く、行うは難し」ですが、これらの四つの事柄は決して実行不可能なことではありません。これらを達成すれば、きっと研究所は「世界と戦える研究所」になるだろうと思いますし、そうなると私は信じています。どうぞ皆様、変わらぬご支援と激励を賜りますようお願い申し上げます。

所長陳 隆明